背中の開いた服を着ておしゃれを楽しみたいけれど、背中のニキビが恥ずかしい、邪魔をしてしまう…。
顔のニキビとは異なり、自分で見ることが難しい背中のニキビは、おしゃれをしようとした時に初めて気づくことも少なくありません。
背中ニキビが気になって背中が開いてる服が着れない。
背中ニキビを早く治す方法や予防法ってあるの?
そんなあなたの背中ニキビの悩みを解決する内容です!
では、背中のニキビはなぜできるのでしょうか?また、どうすれば治せるのでしょうか?
思春期の中学生・高校生から大人まで多くの人が悩む背中ニキビの原因と対処法、さらには効果的なケア商品を詳しく解説します。
※この記事では、わたくし看護師美容ブロガーつむが詳しく解説させていただきます。
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背中ニキビの原因は?なぜできる?
背中ニキビは、一般的に「身体ニキビ」とも呼ばれ、赤いブツブツが背中や首、肩、デコルテ、胸など体の様々な部分に現れる状態を指します。
このニキビは、顔に出来る通常のニキビとは異なり、原因菌が違う場合が多いです。
正しいケアを行うためには、背中ニキビがなぜ発生するのか、その原因を理解することが重要です。
- 皮脂や汗: 背中は皮脂腺が多く、汗や皮脂の分泌が活発な部位です。
- 生活習慣: 不規則な生活、睡眠不足、食生活の乱れが背中ニキビを引き起こします。
- ストレス: ストレスの蓄積はホルモンバランスを乱し、ニキビの原因になります。
- 肌の乾燥: 肌が乾燥すると皮脂の過剰分泌を招き、ニキビを促進します。
- ホルモンバランスの乱れ: ホルモンのバランスが乱れると、肌の新陳代謝が妨げられ、ニキビが発生しやすくなります。
- 角質による毛穴のふさがり: 角質肥厚により毛穴が塞がり、皮脂の排泄が妨げられます。
- 皮脂の過剰分泌: 皮脂腺の活動が活発になりすぎると、ニキビが発生しやすくなります。
- 衣類や下着による摩擦: 蒸れや摩擦による刺激が背中ニキビを悪化させることがあります。
- 原因菌の増殖: アクネ菌の増殖により、炎症を伴う赤ニキビへと進行します。
- 過剰なストレス: ストレスは自律神経のバランスを崩し、皮脂の過剰分泌を引き起こします。
- 睡眠不足: 肌の修復と再生に必要な成長ホルモンが十分に分泌されないため、ニキビが悪化することがあります。
- 間違った洗い方: 背中を強く洗いすぎたり、洗浄剤のすすぎ残しがあるとニキビの原因となります。
- 体質、遺伝: 肌質は遺伝的な要素もありますが、生活習慣やスキンケアによって改善可能です。
背中ニキビの種類は?
背中ニキビには、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビといった様々な種類が存在します。
毛穴の詰まりから始まる白ニキビ、酸化により黒ずむ黒ニキビ、炎症を伴い赤く腫れる赤ニキビ、さらに炎症が進行し膿を含む黄ニキビまで、その進行状況や特徴は多岐にわたります。
これら背中ニキビの種類を理解することは、適切なケアや治療への第一歩となります。
一般名称 | 病名 | 特徴 |
---|---|---|
白ニキビ | 閉鎖面皰 | 毛穴詰まりによる小さな白い突起、 痛み少なく硬い |
黒ニキビ | 開放面皰 | 毛穴開き角質・皮脂酸化で黒ずみ、 炎症少なく表面硬い |
赤ニキビ | 赤色丘疹 | 炎症により赤く腫れ、痛みを伴う。 感染拡大の可能性あり |
黄ニキビ | 膿疱 | 炎症進行し膿を含むため黄色く、 痛み強く感染リスク高い |
ニキビ跡 | 凹み・クレーター | 色素沈着や凹凸、炎症後の肌変化。 治療難易度高く時間を要する |
マラセチア毛包炎 | マラセチア毛包炎 | 真菌による赤いポツポツ、かゆみ少なく、 背中・デコルテに多発 |
背中ニキビの原因は真菌(カビ)の可能性も
背中ニキビは、多くの場合、「毛のう炎」、すなわち毛穴の奥で発生する皮膚の炎症によるものです。
毛のう炎には、細菌が原因で起こるタイプと、マラセチアという真菌(カビ)が原因で起こる「マラセチア毛包炎」、さらには好酸球性膿疱性毛包炎など、炎症の種類によって治療方法が異なります。
マラセチア毛包炎の特徴
マラセチア毛包炎は、背中やデコルテなどに見られる赤いポツポツが特徴で、従来のニキビと間違えられやすい症状です。
しかし、これらはニキビとは異なり、黄色ブドウ球菌などの細菌が原因で起こる場合のほかに、マラセチアというカビによって引き起こされます。マラセチアは皮脂と高温多湿を好むため、背中はこれらの条件を満たしやすい部位であり、特に汗をかく季節には繁殖しやすくなります。
アクネ菌とマラセチアの違い
背中のニキビは、アクネ菌が原因で起こることもありますが、マラセチアによる毛包炎も頻繁に見られます。
アクネ菌とマラセチアはどちらも肌に常在する菌ですが、症状が似ていても、対策や治療方法は異なります。特に、マラセチア毛包炎は市販のニキビ薬では効果が見られないことが多く、かゆみや痛みが少ないため、気づきにくいという特徴があります。
マラセチアによる毛包炎は、通常のニキビ治療薬では対処できないことが多いです。
そのため専門の医薬品や治療を要することが多いため、皮膚科での診断を一度受けてください。
背中ニキビは治らない?間違ったケアをしがち
背中ニキビがなかなか治らないと感じる場合、正しいケアができていない可能性があります。
一般的なニキビは角質の厚みが原因で皮脂が詰まり、アクネ菌が繁殖して炎症を引き起こします。しかし、背中ニキビは、黄色ブドウ球菌や真菌が侵入して炎症を起こすことが多く、一般的なニキビとは原因が異なります。
背中ニキビと一般的に顔にできるニキビは原因が違う可能性があります。
背中ニキビの原因
背中ニキビの原因には、黄色ブドウ球菌やマラセチア菌が関わっています。
これらは、皮膚に常在する菌で、毛穴に入り込んで繁殖することによって炎症が発生します。背中ニキビを促進する要因には、汗によるムレ、皮脂の蓄積、物理的な刺激、抜毛、紫外線の影響などがあります。
また、ストレスやステロイド薬の使用が男性ホルモンの分泌を促し、ニキビを引き起こすこともあります。
ニキビケアの誤り
背中や胸にニキビができる場合、一般的なニキビの治療法では効果が見られないことがあります。特に、症状が悪化する場合は、真菌由来の毛のう炎を疑う必要があります。
一般的なニキビケアとは異なり、背中ニキビには原因に応じた特別な治療が必要です。
背中ニキビの正しいケア方法と予防法
お風呂でのケア方法
背中ニキビは日ごろから体のケアを心がけることが重要です。
一番重要なことはお風呂でのケアになります。お風呂の入り方で背中ニキビを予防することができます。
お湯の温度は38度〜39度が適温で、体をリラックスさせ自律神経のバランスを整え、肌の調子を良くすることができます。半身浴をすることも良いでしょう。
入浴時は洗髪から始め、洗顔、上半身、下半身の順に洗うことで、洗い残しによる毛穴の詰まりを防げます。
垢すりタオルやブラシで強く擦るとニキビの炎症を悪化させたり、角質層を傷めることがあるため、泡立てたボディソープで手で優しく洗うことも良いでしょう。
シャンプーやボディーソープは背中の毛穴にシャンプーやリンスが詰まってしまうことがあります。しっかり身体から汚れとソープを洗い流してください。
使用済みのタオルには雑菌が残っている可能性があるため、体を拭く際は常に洗濯した新しいタオルを使用することも菌の繁殖を防げます。
生活習慣での予防法
上記、お風呂ケアでの予防法だけでなく、日々の生活習慣にも気を付けなければなりません。
スキンケアでの肌の乾燥や、睡眠、食事、ストレスも背中ニキビの要因となります。
要因 | 対策 |
---|---|
皮脂や汗 | 暑い季節は吸汗性の良い下着を選びます。毎日背中を洗って清潔を保ち、 泡立てた洗浄剤で優しく洗い、すすぎ残しがないように丁寧に洗い流しましょう。 |
不規則な生活 | 生活リズムを整えます。 夜更かしや朝寝坊を避け、規則正しい生活を送りましょう。 |
睡眠不足 | 質の良い睡眠を十分に取ります。朝日を浴びる、 適度な運動を取り入れることで自然な睡眠を促進します。 |
食生活の乱れ | 栄養バランスのとれた食事を心がけます。特にビタミンを積極的に摂取しましょう。 ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなど。 |
ストレス | ストレス管理を行い、気分転換や十分な休息を取ることで免疫力を保ちます。 無意識にニキビを触ったり、睡眠不足にならないようにしましょう。 |
肌の乾燥 | 体の保湿を怠らず、ノンコメドジェニックテスト済みや低刺激性で保湿力のあるスキンケアアイテムを使用しましょう。 |
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まとめ
この記事では、背中ニキビの原因を理解し今後のあなたの肌を更に美しく維持をするための方法を解説させていただきました。
背中ニキビは、肌の美しさと自信に直接的な影響を与えるため、自信を失い、人との交流を避けたり、社会的な場面で不安を感じることもあるでしょう。
まずは背中ニキビ発生の原因を理解することが重要です。
あなたの背中ニキビは必ず治りますし、今日から生活習慣を変えていくことが大事です。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。